事業報告

災害リハビリ研修会が開催されました

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下記の日程で災害時における対策の研修会が行われました。
・第2回災害支援本部運営体験研修
日程:平成30年12月9日(日)9:00~17:00
会場:兵庫県災害医療センター2F研修室

・第3回災害リハビリ支援者研修会
日程:平成31年1月14日(日) 9:00~17:00
会場:兵庫県災害医療センター2F研修室

 私は災害リハビリ支援者研修会の方に参加してきました。まず最初に、兵庫県災害医療センターの中山伸一センター長より、「日本ならびに兵庫県における災害医療対応について」の講演がありました。お話の中では、“救命できたはずの防ぎ得た外傷死(Preventable Trauma Death) ”を回避するための災害に対する準備が大事であるとおっしゃっていました。そのためには、阪神・淡路大震災の反省と教訓をもとに構築された、災害・救急医療情報システム(EMIS)、災害拠点病院、DMAT、災害医療コーディネーターなど災害医療体制の強化とそれを生かした受援体制づくりが必要であるとのことでした。災害は支援する側だけでなく、受ける側の体制が整っていないと災害医療はスムーズに機能しません。そのためにも、被害状況や支援の必要性を正確に把握できるようなネットワーク作りや日頃からの情報収集を行う必要があると感じました。
 その後は、「災害リハビリ支援」ということで、主に避難所での対応の仕方を災害対策委員の指導のもと、避難所運営ゲーム(HUG)を利用した模擬体験やグルプワークを行いました。災害はいつどこで起こるかわかりません。しかし、いざその時になって行動しようとしても、何から行ったら良いのかわからずに慌ててしまい、スムーズな災害支援ができません。過去の体験や反省を聞いたり、現場を想定したシミュレーションを経験するなどして、少しでも災害を身近に感じることが大事なのではないでしょうか。
 皆さんは、我々が暮らす地域の避難場所がどこにどれだけの数あるかご存知ですか?各市町の地域防災計画をご存知ですか?恥ずかしながら私は支部長でありながら十分把握できておりませんでした。まずは自分たちが暮らす地域の災害対策について確認してみてください(各市町のホームページで閲覧できます)。そして会員の皆さんもこの研修会に参加して災害に対する考え方や準備の大切さを感じていただければと思います。

西播磨支部長
峯 貴文

避難所運営ゲーム(HUG)を皆さん真剣に取り組んでいました。
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